8 ハジャイからサムイ島へ

2010年4月 マレー半島縦断旅行8

ハジャイからサムイ島へ

早起きに成功。
ホテルで朝食をとってから、キャセイ・トラベルへ移動。ここでミニバスの到着を待つ。

午前8時半、定刻どおりにバスは到着。バスといっても、おなじみの10人乗りワンボックスカー。タイ語でいう「ロットゥー」だ。

他にもピックアップの場所があって、徐々に客が増えていった。最後はほぼ満員。
タイ人がほとんどで一人だけ西洋人が乗っていた。

途中、食事休憩で立ち寄った食堂で、その西洋人と挨拶をかわした。

「ヘロー。マイ・ネーム・イズ・マイク、フロム・ロサンジェルス・カリフォーニア」と快活かつ滑らかな口調。

短い金髪にサングラスとヘッドホン姿。まさに西海岸のオレンジ・カウンティー野郎といった表現がぴったりのナイスガイだ。ちょっと、オフスプリングのデクスターに似ている。

入った食堂が、ぶっかけカレーをメインにした本当にローカルなところだった。
マイクはぶっかけ飯とは別に焼き飯を注文していた。
で、マイクは、焼き飯についていた唐辛子を食べようとしていた。
「辛いから、やめておいた方がいいよ」と注意した。
が、「なにごともトライしてみなきゃ」と軽快に言い放つマイク。
ぱくりと一口。
電光石火のスピードで吐き出していた。
言わんこっちゃない。
考える前に、まずやってみる。アメリカンスピリットあっぱれである。

ミニバスは、快調に飛ばす。いや、怖いくらい飛ばす。前方の遅い車を蹴り散らしながらの爆走だ。ジェットコースター気分を味わえる。リアルに冷や冷やする。
マイクいわく「クレイジー・ドライバー」
この点には潔く同意しよう。

サムイ島へはフェリーで渡るわけだが、本土側の港はスラータニーという町にある。
どうやら、ミニバスはスラータニーに到着したようだ。
そのまま、港へ一直線。
出航時間が迫っているらしく、ドライバーは焦っていた。
フェリー乗り場まで移動。間に合った。
乗客一人ひとりに乗船チケットが渡される。
手配はすべてドライバーがやってくれる。楽でよい。
乗客たちは歩いて乗船。
ツアーはここまでのはずだが、ミニバスもフェリーに乗り込んでいた。

サムイ島行きフェリー

サムイ島行きのフェリーは、かなり大きい。車が何台も収容できるし、客室も大きい。甲板にはベンチが置いてあり、外の風にあたることができる。
船内をぶらぶらしていると、あちこちに漢字表記の看板が貼ってあった。それどころか、平仮名もあった。「お手洗いはこちら」とか。
最初は日本人向けに親切だなと思っていたのだが、よく考えたら、日本の中古フェリーをそのまま使っているだけだった。
おそらくは瀬戸内海で就航していたフェリー。
こんな遠くまで来て活躍しているなんて、と、南国の海原の上で感慨にふけるのだった。

サムイ島 サムイ島

元瀬戸内フェリーはのんびりと進む。
澄みきった青空と大海原がひたすら広がる。爽快な気分だ。
若い欧米人バックパッカーたちは、甲板で上半身裸になって日焼けタイム。やめとけ、南国の日差しはきついぞ。
タイ人たちは、暑いのが大嫌いなので、エアコンの効いた客室で昼寝していた。サバイサバイ精神である。
わたしはどっちつかずなので、出たり入ったりを繰り返す。
落ち着きのない日本人である。ただの貧乏性精神ともいう。

サムイ島

陸地が見えてきた。
スピリット・オブ・瀬戸内号(勝手に命名)よ、あれがサムイの火だ。
いや、まだ昼間なので明るい埠頭と山が見えるだけだ。

サムイ島

着岸。
下船。
上陸。
やっとたどり着いた。

クアラルンプールを出発してから5日目。
早いのか遅いの微妙なところだが、まあとにかく無事に到着だ。
いよいよサムイ島のビーチへ向かう。

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