7 アムステルダムへ

1997年3月ヨーロッパ小旅行7

パリからアムステルダムへ

本日は、パリからアムステルダムへ向かう。
大きな荷物はパリのホテルに置いたまま、小さなデイバック一つで出発だ。
今晩は、アムステルダムで一泊する予定。

この旅行は、ほぼフリープランとはいえ、飛行機とホテルがセットになったツアー旅行。
ロンドンとパリのそれぞれ3泊分、ホテルをおさえてある。よって、パリのホテル一泊分が無駄になるわけだが、荷物置き場と考えて、割り切ることにした。
パリで3泊するのは味気ないんじゃないかって話になり、ベネルスク3国をまわることにしたのだ。

駅の窓口でアムステルダム行きの切符を買う。国際列車の切符を買うなど初めての経験だったが、拍子抜けするほど簡単だった。
料金は400フラン。約8500円。
隣の隣の国に行くのにこの値段は安いと感じた。

ICという国際列車で出発。
いつの間か、ベルギーを通過。
パスポートチェックはなかった。ボーダーレスという言葉を初めて体感した。

車窓を流れる景色は、ヨーロッパの田園地帯そのもの。広大な緑地や牧草地帯が広がり、ところどころに民家がぽつりぽつり。
時折通過する街並みは、どれもレンガ造りでみな一様に見える。
しばらくすると、風車がまわっているのが見え、運河が目立ってきた。
オランダに入ったようだ。

アムステルダム

いよいよ、目的地アムステルダムだ。
約5時間でアムステルダム中央駅到着。

駅を出て、まず感じたことは、「寒い」の一言。とにかく冷える。
かなり北上したのだから当然なのだが、肌に染みる寒さだ。

アムステルダム

駅前には路面電車が多く走っており、思わず轢かれそうになってしまう。油断も隙もない恐ろしい街だ。
それに運河があちこちに何本も走っていて、独特の雰囲気を醸し出している。いかにも海運国家オランダである。ただ、油断していると運河に落っこちてしまいそうだ。恐ろしい。

王宮前のダム広場。大聖堂も見える。
アムステルダム

アンネ・フランクの家

さて、ホテル探しは後回しにして、とりあえず「アンネ・フランクの家」へ。
どの家も同じような造りなので、多少道に迷いながらも、なんとかたどり着いた。観光客が集まっているのでわかりやすい。
アンネが2年間にわたり隠れ住んでいたという家が、今では記念館となっている。

この時もらったパンフレット。
アムステルダム

家と家とが隣接している、というよりも連結しているので、隠し部屋どころか隠し家があっても見つかりにくいのも納得。
だが、いくら見つかりにくいとはいえ、こんな場所で死の恐怖におびえながら何年も暮らすのはさぞつらいだろう。
それでも常に希望を失わなかったアンネ。
とうとう発見され、ビルケナウ強制収容所に送られてしまう。移送先の別の収容所でアンネは15歳の若さでこの世を去ることになる。
ナチスの狂気、人間の理性、生きる希望。
そんなことを考えさせられるアンネの家だった。

アムステルダムでホテル探し

さて、次はホテル探しだ。
海外で行き当たりばったりにホテルを探すのはこれが初めて。
ガイドブックに載ってあるホテルを当たってみた。
旅のリーダーであるはずのYは英語が苦手なようなので、無理やり交渉役を押し付けられる。いや、おれも苦手だし。
当時のわたしは英語の読み書きはそれなりにできるけど会話になると四苦八苦するというありふれた日本人だったので、かなり緊張してしまった。

「あ~、う~、ウェ~ル、ア ツインルーム アヴェイラボー?」

なんとか通じた。
ツインルームで一泊130ギルダー。一人あたり、約4000円。日本のホテルと比較すれば、かなり安い。
中央駅から5分ほどで、とても良い立地。外見も内装もオーソドックスなヨーロッパのホテルだ。
たぶん、このホテルだったはず。

デルタ ホテル シティー センター (Delta Hotel City Center)

ともかく一安心。意外と簡単なものなんだ。
宿泊した部屋から見るアムステルダムの街並み。
アムステルダム

アムステルダム市内散策

市内を散策。
妙にケバブ屋が多い。ケバブというとトルコ料理のイメージだが、ここでは、インドネシア料理と銘打ってある。
なるほど、インドネシアは元オランダ領。イスラム教徒の移民たちが持ちこんだものだろう。
と、したり顔で解釈しているが、これは後付け。
当時ケバブはまだ日本ではマイナーな存在で、シシカバブーと呼んでいたような記憶がある。
オランダのインドネシア料理屋でケバブを見たせいで、これ以降ずっとインドネシア料理だと思いこんでいた。

それにしてもアムステルダムは道に迷いやすい。
怪しげな路地に迷いこむ。
背の高い若者たちとすれ違うたびに心臓が高鳴る。
またまた怪しい路地へ。
金髪のお姉さまたちがガラス越しに見えるたびに心臓が高鳴る。
なんとも恐ろしい街である、アムステルダムは。
夕方でこれだ。
夜はもっと怖そうだ。

まあ、実際はそんなに危険はなかったはずだが、何となくアムステルダムといえば、飾り窓、コーヒーショップ、ゲイタウン、キックボクサーといった感じのアングラな雰囲気を想像してしまうのだった。

最後は完全に迷子。
バス停でバス待ちしているおばさんに駅への行き方を教えてもらい、なんとかホテルへ帰還することができた。

すでに日が暮れていた。
ホテルの1階にあるレストランで食事を取り、近所の土産物屋を物色してから眠ることにした。

結局、アンネの家以外はどこの施設にも入っていないが、それでもかなり楽しめた。
もう一度、きちんと訪れてみたいな、アムステルダム。
今なら、たぶん、怖くない。

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