6 ペナンからハジャイへ

2010年4月 マレー半島縦断旅行6

ペナン島からハジャイへ

バトゥ・フェリンギの夜明けは馬のいななきと共に始まった。
というのはもちろん嘘で、普通に目が覚めた。
ビーチをのぞくと、あんのじょう誰もいない。馬は厩で寝ているのだろう。

パンとコーヒーで朝食を済ませ、ハジャイ行きのミニバスの到着を待つ。
ミニバスのチケットは近くの旅行代理店で簡単に購入できた。また、ゲストハウスでもアレンジしてくれるようだ。

が、ピックアップ予定時刻を過ぎてもミニバスが来ない。
ゲストハウスは家族の住居を兼ねているようで、小中学生の子供たちが食事の真っ最中だ。なかなか賑やかである。
そんな中、じっとバスを待つ。
あまりにも暇なので、ロビーに置いてあった「深夜特急」のハードカバーに手を出す。
主人公がインド商人とごたごたしているうちに、ようやくバスがやって来た。よかった、マレー商人とごたごたせずに。

ミニバスといっても、10人乗りのワンボックスカーだ。タイ国内では「ロットゥー」と呼ばれており、中距離の移動ではポピュラーな乗り物。

8時50分出発。
これでバトゥ・フェリンギともおさらば。馬ともお別れ。ヒヒーン。

ジョージタウンにあるコムタ・バスターミナルでさらに乗客をピックアップしてから、本格的にミニバスが走り出す。

ペナン島の橋を渡りマレー半島へ戻る。
そのままひたすら北上。

国境通過

気付けば、タイとの国境付近に到着。おそらく、ブキッ・カユ・ヒタムという国境チェックポイントだ。
越境の前に、近くの食堂で休憩となった。軽く肉まん(1.5リンギット)だけ食べておく。
ここでドライバーがパスポートを回収。
入国用紙はドライバーがすべて書いてくれた。チップで10バーツ、もしくは1リンギット請求されたけど。

再び出発して、ドライバーの先導で簡単に国境通過。
これにてタイに入国だ。まったく拍子抜けである。

そのまま、ハジャイまでノンストップのドライブ。
と言いたいところだが、実際は検問が何度もあり、そのたびに武装した兵士による臨検が行われた。

タイ南部は、イスラム系と思われるテロの多発する危険地帯なのだ。
外務省の発信する海外危険情報では2013年現在、タイ南部は地域によって「渡航の延期をお勧めします」もしくは「渡航の是非を検討してください」となっている。
ここ10年でのテロによって死亡した数は5000人以上とも言われている。
まあ実際それほどの危険は感じないのだが、幹線道路ぞいに兵士の詰め所が散見されたので、かなり物騒なのは間違いない。
臨検もそれほど厳重ではない。ドライバーも慣れたものである。さっと通してくれる。それでも、こういう経験は日本ではありえないので、かなり緊張させられた。

田舎道をひたすら進み、ようやく市街地に到着。ハジャイだ。

ハジャイ

このハジャイという名称、ガイドブックには「Hat-Yai ハートヤイ」と記述されることが多い。実際、それが正式名称ではあるようだ。
だが、マレー人は「ハニャイ」、タイ人は「ハジャイ」もしくは「ハーニャイ」と発音している、ようにわたしには聞こえた。「ハートヤイ」と発音している人には出会わなかった。

ちなみに言い忘れていたが、ペナンは英語では「Penang ピナン」と発音する。ピとナの間は少し延ばすとそれっぽく聞こえる。
「ペナン」ではあまり通じなかった。

ハジャイ市街に入ってから、ドライバーがホテルまで届けてくれるそうで、ホテル名を聞かれた。特に決めてなかったが、「サクラホテル」という名前が気になっていたので、そこへ行ってもらった。サクラホテルは2軒あって、新館の方へ。ドライバーは「サクラマイ」と言っていた。

10階建てくらいの立派なホテルだった。別に桜が舞っているわけではなかった。

サクラ グランド ヴュー ホテル (Sakura Grand View Hotel)

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ソファーも備えた立派な部屋。ホテル名のあるように市街地を一望することができる。
朝食付きで1泊1080バーツだった。約3200円。日本からすれば破格の安さだが、タイではそれなりに高い部類に入る。
他の宿泊客は中国系の団体客が多かった。
向かい側には旧館のサクラホテル。こちらはタイ語で「サクラガオ」。別に桜のような顔をしているわけではない。
「ガオ」が古い、「マイ」が新しいという意味だ。これでもうタイ語の新旧は覚えられましたね。

ちなみに近くにはバックパッカー向けの安宿もあるが、もう移動するのが面倒だったのだ。
ハジャイで有名なのは、キャセイゲストハウス

ミニバスでの長旅で疲れたので、ホテルで一休み。この旅一番の豪華な部屋だ。
ふかふかのベッドで横になる。

言いそびれていたが、この日は写真を一枚も撮っていない。国境越えとか絶好のシャッターチャンスだったはずなのに。
文章ばかりでは疲れるので、ここらへんで一息つきましょう。

アユタヤ仏像

アユタヤのリクライニング・ブッダ像。

ハジャイ市内

さて、ハジャイである。タイ南部の中心都市だ。高層ビルこそないものの、中低層ビルが立ち並んでいる。漢字の看板が多く、華僑の街といった様子だ。
レストランも中華系が目立つ。「燕窩」と看板の上がっているレストランが連なる通りまであった。ツバメの巣のことだ。
商業都市なのでホテルや商店がとにかく多い。
うーむ、ハジャイには特に大きな観光資源はなさそうだ。

昼ごはんにカオマンガイを食べる。中国名「海南鶏飯」。タイ語は読めないが、漢字ならわかる。簡体字でも何となくわかる。ありがたい。
それにしても華僑の進出ぶりと影響力には、いつもながら驚かされる。タイ国内はもちろん、アジア各地や世界中にチャイナタウンはある。まったく凄まじい行動力である。
でも、もう少し話声は小さくしてもらえれば幸いである。あと、常に豆を携行して暇になればボリボリ食べるのもやめてもらえれば、より幸いである。

さらにハジャイの街を散歩。
中国系のおじさんに声をかけられる。タイマッサージ屋のオーナーだった。声も小さくて豆も食べていなかったが、横浜に住んでいたことがあるそうで、少し日本語が話せた。もちろん漢字も書ける。
ちょっと世間話。
しきりにマッサージをすすめられる。

せっかくなので、2時間マッサージしてもらうことに。40歳くらいのおばさんがしっかり揉んでくれた。
2時間で250バーツ。約750円。日本のタイマッサージ屋だと2時間で8000円くらいか。そう考える激安だ。
少し体が軽くなる。

そうこうしているうちに夜になり、ホテルの近所のレストランで食事。
あとはホテルの部屋でまったり過ごす。

これにてハジャイ1日目終了。

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中心部は鉄道駅の東側。そのあたりに泊まれば問題なし。

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