5.バンコクからネパール・カドマンズへ

ローカル列車でファランポーン駅からドンムアン空港へ

早朝6時起床。
本日はカトマンズへ出発の日。

チェックアウトして駅へ向かう。
チャイナタウン(ヤワラー)のホテルからファランポーン駅へは至近だ。
こんな早い時間からタクシーやトゥクトゥクの客引きが寄って来る。
すでに町が動き出しているのがわかる。
宵っ張りの町なのに、朝も早い。
実に賑やかな町だ。

バンコクチャイナタウン

ファランポーン駅の窓口でドンムアン行きの切符を購入。料金はたったの5バーツ。この当時のレートで20円弱。安いよなあ。
列車はすでにプラットホームに待機していたので、乗り込んで出発を待つ。

が、予定時刻を過ぎてもなかなか出発しない。
本当にこの列車にいいのか不安になってくる。たまたま居合わせた日本人旅行者も同様で、心配になって話しかけられた。
20分遅れで、無事に列車は出発。
始発駅なのに、なぜ遅れるのか不思議でしょうがないが、これがタイスタイルなのだろう。マイペンライだ。

ファランポーン駅を出てしばらく進むと、車窓を流れる景色は一変。
線路の上を平気で歩き人々、落書きだらけの壁、とても川とは思えないドブ川、そのドブ川の上のバラック小屋で生活する人々。そんな景色が流れていったのだ。
日本とのあまりの落差に今さらながらに愕然とした。

一時間とかからずに列車はドンムアン駅へ到着。
何のアナウンスも流れないので、これまた不安になった。近くのタイ人の乗客に確認して、下車。

国際空港の駅とは思えないほどのさびれた駅だった。
陸橋を渡りドンムアン空港へ。
無事にチェックインを済ませてから、あまったバーツを円に再両替。

結局、タイでは1万5千円ほど使った計算になる。

4泊すべてを安ゲストハウスにしていれば、もっと余裕が出ただろう。
節約して生活するだけなら、一月3万円もあればいけそうだ。やはりタイの物価は安い。
ちなみに現在のタイは物価が上昇しており、一月3万円で生活するのは難しいだろう。
これで本当にタイともお別れ。

チョークディー(幸運で)

ネパールへ飛び立つ

いよいよ離陸の時間。航空会社はタイ航空。
バンコクからカトマンズまでのフライト時間は3時間半と短い。快適なフライトだ。

あっという間に、ネパール上空へ。
「エベレストが見えますよ」とのアナウンスが流れると、乗客たちは一斉に窓の外をのぞきこんだ。
山だらけなので、どれがエベレストなのかわからなかった。これは後のお楽しみにとっておこう。

今回のネパール行きの最大の目的は、この目でエベレストを見ることだ。登ることではないので、お間違えのなきよう願いたい。
空から見下ろすのではなく、地上から見上げたい。地上の最も高い場所を見上げたいのだ。

カトマンズの空港は事故が多いと聞いていたので、無事着陸した時はほっとした。
タラップを降りて、そのまま歩いてイミグレーションへ。
なんとも狭い空港だ。一国の首都の玄関口とは思えぬ質素ぶり。
ちっとも進まぬ入国審査と到着ビザ取得を終えて、ようやく空港から外へ出られた。

晴れて、ネパール入国。
「やっほ~」と山国らしい歓声を上げたいところだったが、突如として雪崩のように押し寄せてくる客引き軍団に、もみくちゃにされてしまった。
それはもう恐ろしいまでの勢いで取り囲んでくるのだ。
手にはホテル名の書かれたプラカードを持ち、大声を張り上げてくるむさ苦しい客引きたち。
ちょっと怖いくらいだが、同時に笑える状況だ。

何とか交渉を進めて、今夜の宿を決めた。
空港からホテルまでの送迎付きで一晩8ドル。安いのか高いのかもよくわからない。まあ、こんなものか。
ちなみにこの当時のネパールは現地通貨の他にも、アメリカドルが普通に使えた。自国の通貨が貧弱な国では、アメリカドルが最も歓迎されるのはどこも同じ。

エベレスト

タメル地区に宿泊

ぼろい車でカトマンズ市内へ向かう。日本ならスクラップ行きレベルの車だが、こちらではバリバリの現役。
窓を開けると、ひんやりと冷たい風が吹きこんでくる。
カトマンズの標高は1400メートルもある。涼しいはずだ。
風は心地よいが、道がほこりっぽくて体に悪そうだ。結局、すぐに窓を閉めた。
中心部に入るにつれて道は細くなり、人や車が忙しそうに行き行きかい、クラクションも飛びかう。車の中にいるのに、うるさくてしょうがない。バンコクとは規模が違うが、こちらも喧騒の町だ。

タメル地区にあるゲストハウスへ到着。名前は記録に取っていない。
部屋はカオサンの安宿に比べれば広い上、バストイレ付きでまずまず快適。
空港からの送迎がついて8ドルだとすると、タイよりかなり物価は安い。
洗濯ものがたまっていたので、洗面所で洗濯すると、白いTシャツが茶色に変色。水が濁っているようだ。カオサンで買ったばかりだったのに。
手を洗ってもさっぱりしない。
むう、ちょっとインフラは厳しいようだ。
日本の水道水の素晴らしさを実感させられた。

一休みしてから、市内を散策。
まずは位置関係の把握から。
タメル地区は、狭い路地が入り組んでいるうえ、商店が多く迷いやすい。人通りも激しくて、自分がどこにいるのかわからなくなってしまう。
おまけに客引きたちが次から次へと寄って来る。
一人でゆっくり歩かせてほしい。
ひたすら歩きまわって、ようやく地理を把握した。
初めて訪れる町では、とにかく歩くのが一番だ。
歩けば体が覚える。旅の鉄則。

腹が減ってきた。
たまたま目に入ったバーガーキングの看板に惹かれて入店。
ハンバーガーとコーラを注文。
これがすさまじいまでに不味いハンバーガーだった。
人生最悪のまずいバーガーだ。
しかも調子にのって2個もオーダーしてしまっている。
バーガーキングってこんなに不味いものなのかと愕然とした。
というか、どうやったらここまで不味いハンバーガーが作れるのだ。
コーラで流し込むようにして、無理やり完食。
そそくさと外へ出る。
振り返って看板をよく見ると、キングバーガーと書いてあるではないか。

ずっこけた。

ごめんなさい、バーガーキングさん。
まがい物でした。
客引きたちの声を振り切り、宿へ戻る。
夜になると、徐々に冷えてきた。
バンコクとは大違いだ。
上着を羽織って、就寝。
外ではまだクラクションがうるさい。
鳴らしすぎだよ、まったく。
でも疲れているので、ほどなく眠りに落ちたのだった。

(この日は写真を撮影しておらず、当記事の画像はPixabayのものを利用しております。)

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やはりタメル地区が一番便利かつ賑やか。

Agoda

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