22 ソフィア・イスタンブール・カッパドキア バス大移動作戦

2012年8月 ドイツからトルコ横断22

ソフィアからイスタンブールへの国際バス

起床。
う、ちょっと体がだるい。疲れか風邪か。とにかく体が重い。
早めに行動したいところだが、ついついだらだらしてしまう。
鈍重な体に鞭を打ち、ホステルをチェックアウト。なかなか居心地のよいホステルだった。

昨日教えてもらったバスターミナルへ移動。
鉄道駅のすぐ脇にある大きな建物がバスターミナルとなっていた。
中に入ると、窓口がたくさん。ほとんどの表示がキリル文字ばかり。さっぱり読めん。
一箇所だけ、ISTANBULと書かれた窓口を発見。
これだ。「METRO メトロ」というバス会社で、あとで知ることになるがトルコ最大のバス会社だった。
英語も通じたので、無事にチケットを購入。クレジットカードも使えた。
ただ、出発は1時間半後。朝のバスは先ほど出てしまっていた。失敗した。やはり早く動き出すべきだった。まあしょうがあるまい。体が命だ。ゆっくり行こう。

2階には売店や食堂がたくさん並んでいるので、余った現地通貨でサンドイッチやタバコなどを買いこむ。これで余計な通貨はなくなった。

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バスターミナルの乗り場もかなり広い。後ろに写っている総ガラス張りの建物内が、チケット販売所と待合室。

時間になりようやくバスに乗りこむ。
座席も広くて快適。なんと各席にはテレビモニターも備わっている。イヤホンも配布された。まるで飛行機のようだ。
乗客は20人ほど。隣の席も空いていて、広々と使える。バス旅行も悪くない。
ドライバーの他に、接客係が一人いた。途中、水やお菓子も配給してくれる。サービス満点だ。

バスはひたすら田舎道をひた走る。
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とにかく一度市街地を抜けると、あとは何もない。見渡すばかりの草原。
しばらく走ると、前方に関所があった。イミグレーションだ。

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国境通過トルコ入国

ここでバスを降ろされる。
接客係の先導でパスポートチェックへ。あとをついて行くだけなので、何の問題もなし。
これでブルガリア出国だ。
イミグレーション職員のおじさんから、なぜか日本語で挨拶された。よく知っていらっしゃる。

またバスに乗って、ちょろっとだけ移動。すぐに降ろされる。今度はトルコ入国の検査。
これまた何の問題もなし。
晴れてトルコ入国。9カ国目だ。
最終目的国についに到着。長かったような短かったような。

トルコ入国と言っても、周囲の景色に何の変化もなし。ひたすら何もない草原が広がるばかり。あまり実感がわかない。
やはりボスポラス海峡をこの目で見るまでは、ヨーロッパからアジアへ入ったことを実感できないに違いないと自分を納得させる。

バスはまたひたすら走る。途中、休憩タイムでドライブインに寄る。バーガーキングなどのテナントが入った普通の施設。腹は減ってないので、タバコ休憩のみ。

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徐々に日が暮れてきた。果たして何時になったらイスタンブールに着くのやら。
窓の外は相変わらず何もない原っぱ状態。が、それも日が暮れると何も見えなくなる。ただの闇。
ひたすらバスは走り、街の灯りが見え始めた。イスタンブールは近いぞ。

接客係にどこまで行くのか尋ねられた。どうやら降り場がいくつかあるらしい。
しかし、そんなことこっちはわからない。ガイドブックもない。イスタンブールのバスターミナルの名前を言うも通じない。
しょうがないので、「カッパドギアに行きたい」と言うと、何やらわかってくれた。

イスタンブール到着?

バスは市内へ突入し、途中何人か乗客を降ろしてから、巨大バスターミナルで停車。
イスタンブールに着いたのかな?
とにかくここで降りなさいと言われた。「カッパドギアに行くなら、そこで聞きなさい」と目の前にあるメトロ社のオフィスを呼びさした。

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よくわからないまま下車。どこなんだ、ここ。ガイドブックは無いし、困ったものだ。もうすっかり夜だし、今から市内へ行くのはやめた方がいいかな、どうしようかな、と悩む。
ええい、このままカッパドギアまで行ってしまえ、と腹をくくる。ボスポラス海峡は後回しだ。
さっそくメトロ社の窓口に行ってみると、あっさりチケットを買えた。しかも出発は15分後。

えっ?!
イスタンブール滞在15分って。

まあこれも旅だ。
もう半ばヤケクソである。あわててトイレに行ったり、ATMで現地通貨を引き出したり、食料を買ったりと大忙しだ。旅の余韻に浸る暇なし。

カッパドキアへの夜行バス

あっという間に、再びバスの人に。
同じメトロ社だけに、サービスも同じ。テレビモニター付きでお菓子とドリンクも配給。まあ快適だし、いいか。

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暗闇の中、ボスポラス海峡が見えたような気もするがよくわからん。
今はとにかく、カッパドギアを目指すのだ。いけ、メトロ号。走れメトロ。おれは寝る。

途中、バスはサービスエリアで止まり、目が覚める。休憩タイムか。いつの間にか雨が降り出したようだ。
外に出る。寒い。びっくりした。8月だというのにこの寒さは何だ。薄手のパーカー1枚は用意していたが、これでは対応できないほどの寒さ。
あまりにも寒いので、表でタバコを吸った以外は、建物の中に避難。
このサービスエリアに止まっているバスは、すべてメトロ社のもの。メトロ社専用の施設ということか。どれだけ巨大な会社なんだ、メトロ社。

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迷子になるといけないので、自分のバスの番号を写真に収めておく。なにせ外見はすべて同じバス。置いてけぼりにされたら大変だ。

もう一度、休憩を挟んでバスはひた走る。疲れているのでこちらはひたすら眠る。そのうちに夜が明けていた。
すると、奇妙な地形が遠くに見えてくるではないか。

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やや、あれは、あれこそは、はるかに夢見たカッパドギアの奇岩群なのか。
テンションが上がる。眠気も吹っ飛ぶ。
だが、まだ小規模な上、かなり遠い。もう少しかかりそうだ。

バスはネヴシェヒルという町のバスターミナルに到着。カッパドギアの中心地であるギョレメに行くにはここで乗り換える必要があるそうで、バスを降ろされた。

しばらく待つと別のバスが到着。これに乗るらしい。何の案内もないからよくわからないが、他にも旅行者がたくさんいるから大丈夫だろう。
席にも座れたので一安心。しばらく走ると、奇岩群がかなり間近に迫ってきた。岩の頂上にはトルコ国旗。

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やっと来た。カッパドキアだよ、おっかさん。意味不明のつぶやきも漏れるというものだ。
ほどなくバスはギョレメのバスターミナルに到着。

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長かった。とにかく長かった。ソフィアを出発してから20時間以上が経過していた。丸一日近くバスに乗っていたことになる。
まあバスは快適だったので、それほど体力的には苦痛ではなかったが、それにしても長かった。

何はともあれ、無事にカッパドギア到着。
ありがとうメトロ号。きみのおかげだ。また世話になるぜ。

ともあれ、ガイドブックは忘れずに。

キンドル版もあり

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