8 クラコフからプラハへ夜行寝台列車の旅

2012年8月 ドイツからトルコ横断8

クラコフ(クラクフ)からプラハへ

今回のヨーロッパ横断鉄道旅行初の夜行列車である。過去三回ほどヨーロッパ鉄道旅行をした経験があるが、寝台車に乗るのはこれが初めてだったりする。

クラコフからプラハ寝台列車旅 (1)
席は二等寝台車。
6人用のコンパートメントになっている。
片側3段づづの計6ベッド。

クラコフからプラハ寝台列車旅 (2)
ぼくのベッドは中段。上と下に挟まれており、あまり良いとは言えない。予約したのが前日だったので、ここしか空いてなかった。
この乗車時点では、上段以外のベッドは設営されておらず、普通のコンパートメント席だ。上段は最初から固定されている。シーツや枕カバーは、寝台車専用の車掌がのちほど持ってきてくれた。

蛇足ながら、上段のベッドへ登るためのハシゴは廊下に備え付けられているので、自分で持って入る必要がある。寝ている間はそのまま室内に固定。使い終わったら邪魔なので廊下に収納という具合。

さて、夏の行楽シーズンの寝台車は満席。当コンパートメントも6人ぎっしり。
しかも他の5人はどう見てもインド人。話しかけてみると、やはりインド人。ナマステ。

これはきつい。偏見とかではなく、とにかくインド人はうるさいと相場が決まっている。
先が思いやられると思っていたら、インド人から話があると切り出される。
総勢8人で旅行しているが、コンパートメントが分かれてしまった。よかったら、隣のコンパートメントに移ってくれないか、とのこと。
隣のコンパートメントを確かめに行くと、白人3人とインド人3人がいた。交換予定のベッドは下段。これはラッキー。
笑顔で交換に応じる。インド人も大喜び。
3人まとめて隣に移っていった。

乗客が揃ったところで、車掌がコンパートメントにやって来た。
降車駅の確認やコンパートメントの使い方などを英語で教えてくれる。
夜間は盗難防止のため、必ずコンパートメントの鍵を掛けるようにとのこと。
車掌は、こちらのチケットを回収。しるしを付けるだけかと思ったら、そのまま持っていってしまう。ちょっと不安になるが、他の乗客も同様。
列車は出発。

クラコフからプラハ寝台列車旅 (3)

しばらく4人で広々とコンパートメントを使う。フランス人らしきカップルは上段のベッドで早々にお休みなので、3人がけのシートを一人で独占できた。
もう一人の若い白人女性は、ひたすらペイパーバックを読みふける。
隣のコンパートメントからはインド人の笑い声がずっと聞こえてくる。やはり賑やかだ。

「そろそろ寝るけど」と白人女性。
隣のコンパートメントにインド人を呼びに行く。「もう寝るんで鍵かけてしまうから、二人は戻ってくれ」と伝える。すると、「戻らない。ここに朝までみんなで過ごす」とインド人。
6人用コンパートメントに8人。どうやって寝るつもりなんだインド人。
まあインド人だしそんなものか。昔インド旅行した際、寝台車なのにチケットのない乗客があふれていたことを思い出す。
ヨーロッパ旅行するくらいだから、それなりに金持ちのはずだが、インド人はやはりインド人。

コンパートメントに戻って、白人女性にそのことを伝えると、「あ、そう」とつれない返事。まったく興味がないようだ。
とっとと眠ってしまっていた。たぶんイギリス人だな。

こちらもベッドの支度を整えて寝る態勢へ。
車窓の外は暗闇。がたごと揺れる音が旅情を誘う。が、隣のインド人はまだまだ騒いでいるようだ。まあ気にしない。
中段ベッドが閉じたままなので、圧迫感はなく、心地よく眠りにつくことができた。

夜が明ける頃、目が覚める。
プラハに着く30分ほど前に車掌がやって来た。「もうすぐプラハだよ~」と声を掛けながらチケットを返してくれた。こういうシステムになっているらしく、後日乗ることになる「ブダペスト~ブラショフ夜行列車」でも同様だった。

クラコフからプラハ寝台列車旅 (4)クラコフからプラハ寝台列車旅 (5)

朝日が射しこむ中、プラハ駅に到着。

中世魔法都市プラハへようこそ。

ヨーロッパ鉄道チケットをオンラインで購入

↓ヨーロッパ鉄道旅行の必須本

スポンサーリンク
アドセンスレクタングル大
アドセンスレクタングル大
  • このエントリーをはてなブックマークに追加