7クラコフ観光ふたたび

2012年8月 ドイツからトルコ横断7

クラコフ観光ふたたび

アウシュビッツから戻ったあとは、一人で夕食へ。体調は良い。
昨晩のリベンジとばかりに、同じ惣菜屋食堂でたっぷり食べる。ポーランド料理うまいじゃん。

近所のスーパーでビールを買いこみ、ホステルの共用スペースでまったりネットなどして過ごす。ツアーで一緒だっウルグアイ女性は、キッチンで料理を作って友人とプチパーティーをしていた。
フレンドリーで快適なホステルだ。

大人しく就寝。
が、夜中に目が覚める。
ものすごい音がしている。いびきだ。
同じドミトリーの男二人の大合唱。
一人は、重低音を規則的に繰り返す。ドラムンベース。
もう一人は、高音パートで調子外れのメロディーを不規則に奏でる。
そんな不気味なユーロビートが、東ヨーロッパの静寂に包まれたホステルの一室にこだましていた。
フレンドリーで快適なホステルは悪夢のダンスフロアーと化した。もう一度眠りにつくことができない。
曲と曲の間に、時折りブレイクがはさまる。この一瞬のチャンスにかけるしかない。
ビートが止まった。しばしの静寂。今だ。意識を集中させる。なんとか成功し、再び眠りの国へ戻ることができたのだった。
ドミトリーはこれが怖い。こちらでルームメイトを選ぶわけにもいかず、こればかりは運任せ。太っている男がいたら要注意だ。耳栓がいるかも。

翌朝。
今日は、特に予定がない。夜9時ごろの夜行列車でプラハに向かえばよい。
一昨日不完全燃焼だったクラコフ市内観光を再び行うことにした。
昼前にホステルをチェックアウト。大きな荷物を預かってもらい、出発。

クラコフのシナゴーク

ひたすら歩いて旧市街地、ユダヤ人旧居住区へ。
第二次世界大戦前まではヨーロッパ最大規模のユダヤ人街だったが、ポーランドがナチスドイツによって占領されてからは、この地から追放され、そのほとんどはガス室送りとなった。
ゲットー跡地とあわせて、このユダヤ人旧居住区は、スピルバーグの映画「シンドラーのリスト」の舞台となった地域。世界中からユダヤ人をはじめとした観光客が訪れる。

クラコフユダヤ人地区シナゴーク (2)

「CITY TOUR」と看板のかかった観光ガイド用のカートに乗れば、この辺りの地区も案内してくれる。日本語のオーディオガイドテープが流れるはずなので英語が苦手でも大丈夫。実際にシンドラーが操業していた工場も見学コースに含まれているようだ。
街のあちこちにカートはとまっているので、声をかけてみればいいと思う。確かカートごとに主な案内先が書いてあるはず。

一昨日は閉まっていたシナゴーク博物館が今日は無事に開いていた。

クラコフユダヤ人地区シナゴーク (3)

入場料を払い入館。

クラコフユダヤ人地区シナゴーク (5)

現在も使用されているシナゴーク内部を見学できる。展示品も多数。
ベンチに腰掛け、しばらく時の流れに身をまかせ、ユダヤ人の歩んできた歴史に思いをはせる。

クラコフユダヤ人地区シナゴーク (4)クラコフユダヤ人地区シナゴーク (6)

新ユダヤ人墓地なども見学。
クラコフユダヤ人地区シナゴーク (7)クラコフユダヤ人地区シナゴーク (1)

それから、新市街へ戻る。

ヴァヴェル(バベル)城

初日にスルーしていたヴァヴェル城へ。丘を登り、入り口へ。

クラコフヴァヴァル城 (1)クラコフヴァヴァル城 (2)

チケットを買おうとするも、あまりの人の多さに断念。そもそも入場規制がかかって入場不可。
夏のこの時期に訪れる予定の人は、朝早く並ぶか、前日にチケットを確保しておいたほうがよさそうだ。

クラコフヴァヴァル城 (3)クラコフヴァヴァル城 (4)

城の内部には入れないが、中庭や敷地内は自由に移動できる。雰囲気は素晴らしい。
クラコフヴァヴァル城 (5)

城の裏手から降りてみる。こちらもすごい人出。
平和な遊歩道。
ベンチにすわりパンをかじって食事。

クラコフヴァヴァル城 (7)クラコフヴァヴァル城 (6)

中央広場へ戻り、その近辺をうろうろしていると、別の小さな広場を発見。特産物の屋台が多数あり。
東欧式のギョウザを買い食い。うまい。

クラコフ広場 (3)クラコフ広場 (1)

特設ステージでは民族音楽ショー。
クラコフ広場 (2)

さんざん歩きまわったが、まだ夕方。列車の時間までが長い。
とりあえずホステルに戻る。

と、ホステルの前の路地があり、「拷問博物館」の看板が見える。
クラコフ拷問博物館 (4)

中世ヨーロッパといえば、魔女狩り、投獄、拷問なんでもありの暗黒時代。昔訪れたことのあるドイツ・ロマンティック街道の中世犯罪博物館は見所満載で印象深かった。
ここクラコフも同じような中世の趣をたたえた街。期待はできるはず。
だが、この「拷問博物館」とやらは、どう見てもインチキくさい匂いがぷんぷんしている。単なる民家みたいだし。
まあいいかどうせ暇だし、と割り切って、入場。

クラコフ拷問博物館

案の上、しょぼかった。
悪趣味の模型とレプリカ丸出しの拷問器具がそれぞれ10数個ほど置いてあるだけ。
B級とはまさにこのこと。
あまり暇つぶしにもならなかったが、ある意味楽しめた。

クラコフ拷問博物館 (1)クラコフ拷問博物館 (2)

クラコフ拷問博物館 (3)

いよいよすることがなくなったので、ホステルの共用スペースで時間をつぶすことに。バックパックを傍らに置いた、同じく夜行列車待ちと思われる旅行者が他にも何人かいた。
WIFI無料だし、キッチンもついている。本当に居心地のよいホステルだった。

トゥッティ フルッティ ホステル (Tutti Frutti Hostel)
ベルリンからクラコフ 265.jpg
クラコフ中心部あって、観光に最適な立地。
かなりおすすめ。
時間が来たので、ぼちぼちクラコフ駅へ。
ほぼ定刻どおり、プラハ行き夜行列車は到着。
夜食のサンドイッチと水を買いこみ、車上の人となった。

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